2025/1/12に開催されるフェアリーSについて、第25回※から第40回までの過去16回分のレース結果を下記8個の項目と馬券圏内(3位以内)の関係に着目してまとめた。
・枠番
・馬番
・人気
・オッズ
・体重
・体重増減
・騎手
・調教師
フェアリーSは過去16回の中で、一度も3位以上に入っていないという条件がいくつかあった。具体的には、馬番、人気、体重の項目にそういった条件が見られたので、ぜひ注目してほしい。また、調教師においては、珍しくも出走した馬のすべてが3位以上を記録している調教師がいた。こちらも忘れずに確認してほしい。
今回の記事を読むことで、過去成績の傾向をもとにした軸馬の選定に役立つ情報得ることができる。また、過去16回で一度も3位以上に入っていない条件を確認することで、消し馬の選定を進めることができる。
今回まとめた情報があなたの的中馬券につながることを願う。
※第24回以前は距離が1200mであり、条件が変わってしまうため、グラフデータには含めなかった。
枠番・馬番の過去データまとめ
【枠番】
過去16回で3位以内に入る平均回数は約6回。
1,2枠が3位以内に入りやすいことがわかる。また、それ以上に6枠が顕著に馬券に絡みにくい傾向がある。
全出走馬を確認しても、枠ごとの出走数に違いはないので、1,2枠が入りやすいこと、6枠が入りづらい傾向は確かである。
【馬番】
全出走馬から16頭だてであることがわかる。
よって、過去16回で3位以内に入る平均回数は3回。
枠番では、1,2枠が3位以上になりやすい傾向があったが、実際は1番が強いだけで、2番は平均以下である。そのほか、2,6,7,11,12,16番は馬券に入りにくい傾向がある。特に12番に関しては、過去16回で一度も3位以上に入ったことがないことに要注意である。
人気・オッズの過去データまとめ
【人気】
馬番と同様に、過去16回で3位以内に入る平均回数は3回。
11番人気までは8,9番人気を除き平均以上の結果を残しており、低人気でも馬券圏内に入る傾向がある。
9,12,13,15,16番は過去16回で一度も3位以上に入ったことはない。
あまりにも低人気になった場合は馬券圏内に入るのは難しいと思われるため、穴党は注意が必要。
【オッズ】
出走が多いオッズほど3位以上に入る回数も多い。
例外としては、3(2.5-3.4)倍と18(17.5-18.4)倍は3位以上に入る割合が大きい。
一方4~6(3.5-6.4)倍と19~22(18.5-22.4)倍は出走数に対して、3位以上に入った回数が少ない。
そもそも20倍以上のオッズは3位以上に入った回数が少ないことにも注意が必要である。
体重・増減の過去データまとめ
【体重】
馬券圏内と体重はあまり関係なく、全体的に散っている。
強いて言えば、402, 420, 492 kgあたりが出走数に対して馬券圏内の回数が高めである。
また、逆に440, 446, 466, 468 kgは出走回数が多めであるにも関わらず、過去16回で一度も馬券に絡んでいないことに注意が必要である。
【体重増減】
前走から±2 kgの馬が多いが、比例して3位以上の回数が大きくなっているわけではない。そのため、体重増減量と馬券圏内にはあまり関係がないと思われる。
増減が14 kg以上だと、3位以上に入ったことはないという点だけ注意が必要。
騎手・調教師の過去データまとめ
【騎手】
戸崎圭太騎手が最も出走回数に対する馬券圏内率が高い。一方過去16回の内8回以上出走するものの、一度も馬券に絡んでいないのは、勝浦正樹騎手※と田辺裕信騎手であった。また、次点で内田博幸騎手も過去16回中6回出走し一度も馬券に絡んだことはない。
※勝浦正樹騎手は2024年4月14日に引退。
【調教師】
※画像が小さくすみません。グラフの詳細を確認したい方は別タブ等で確認してください。
まずは東西の比較から。
馬券に絡んだ馬を育てた調教師の数は、西:7人、東:29人と、東(美浦)が西(栗東)の4倍近く多い。
過去16年の全出走馬の調教師数を確認すると西:35人、東:85人。東(美浦)の方が西(栗東)よりも多いものの4倍の差はない。フェアリースSにおいては、東(美浦)で調教された馬の方が馬券に絡んだ数が多いという結果。
個人で見ると、
菊沢隆徳 調教師が過去5回調教した馬が出馬し、そのすべてで3着以内に入っている。もし、今年も菊沢調教師の馬が出走することになれば要注目。
まとめ
過去16回のフェアリースSデータをまとめた。
枠番では1,2枠が有利であり、6枠は不利である。馬番では1番が好成績を収めている一方で、12番は一度も馬券圏内に入っていない。
人気別では低人気でも馬券圏内に入る傾向があるが、極端な低人気は注意が必要である。オッズでは3倍台と18倍台が好成績を記録しているが、20倍以上の成績は振るわない。
体重や増減には大きな関連性は見られないが、増減が14kg以上では3位以内に入っていない点には留意すべきである。騎手では戸崎圭太騎手が高い馬券圏内率を誇り、調教師では東(美浦)が有利であり、菊沢隆徳調教師の馬は特に注目すべきである。
コメント